握手とタバコと思い出と、、、

今日は握手会があった。握手会が終わりそれなりに思うことがあったので、気の向くまま書きなぐってみる。ちなみに校章する気は無いので、あしからず

 今から数年前、ファンをやめようと思っていた時期があった。
行くライブが求めている物と違う、席が良くても何も心に残らないライブ、そういうのが続いてこのままで良いのだろうかと思い続けていた。そして2001年2月12日、勢いだけで某所にライブ遠征に行った日だ。ライブ自体は、まぁマシかなと思える内容だった気がする。ライブ後、知り合いと食事に行った。その時、偶然椎名へきるとすれ違った。その時、まだ辞めるのは早いと言う暗示なのかなとか思い、その後も一応ライブには行こうと決めた。(その後、2001夏 大阪 2002冬 名古屋 2003夏 広島と良いライブに巡り会えた事を考えると、その時感じた何かは、正解だったのだろう。)
 その時に、近くにあった自動販売機で買ったタバコがある。記念のタバコとして、自分自身にとって何か達成した日、今日のライブ本当に良かったと言う日等のここぞと言う時に1本ずつ吸っていた。月日が経つと共に、タバコの本数が減っていき、大学卒業する時には、残り1本となっていた。次に吸うのは、フェスティバルクラスのライブの時だと、決めていた気がする、、、

そして、今日。へきるを知ってから約8年、初めての握手をした。別にこれと言って、個人的に何かと言う感動は無かった。自分自身に対して、椎名へきるの認識ってそんなものかと感じた。まぁ別に今回を機に顔を覚えてもらうつもりとかは、さらさら無い。現時点で、自分自身ファンではないと思っているし、椎名へきる自身の覚えてもらった所で、何かメリットってあるのかなとか思う。
まぁなんだかんだで、椎名へきるに「楽しいだけのライブを求めているわけではない」と伝えたいので、2回目に並んでみた。押し進行だったので、上手いことは伝わらなかった。まぁ仕方ないことだなと思いつつ、、、

ふと思えば、今から数年前の自分にとっては、椎名へきると握手できること自体すごい興奮と感激ものだったのではないかなと思う。しかし、今の自分にとっては、正直単なる一つの刺激でしかない。別に4/17行かなくて良かったと思えるほどだし、間近に近づいたへきるにこれといって感動もなかった。数年前の純粋な自分と今の自分のギャップと言うものに気づかされた。
そして、、、
握手会が終わり一段落した時に、おもむろに記念のタバコを取り出し吸った。別に今日の握手会が特別記念な訳じゃない、単に握手しただけの事。むしろ、純粋に椎名へきるを応援していた自分との決別の日、そんな気がした。だから吸った。しかし、今までで吸った中で一番上手いタバコな気がした。まぁ自分にとっての記念となる瞬間に吸い続けていた味だ、不味いわけがない。同じ銘柄の同じタバコをたまに吸うが、比べ物にならないほどのおいしさだった。