個人的に思う危惧

 このツアーが始める以前からではあるが、下手すれば2000年ごろの2の舞になるのではないだろうかという危機感を覚えている。
ちなみに、個人的に言う2000年の問題点というのは、へきる自身の出来と音の問題と思っている。
具体的には、へきるの出来は置いておいて、ライブアレンジが、原曲をベースにしているものの各音のバランスが非常に悪く耳をふさぎたくなる気がする状態のライブになってしまうというもので、正直ライブの醍醐味である日常的には味わえないいい音響的状況で音楽を楽しむというものを阻害しているという事である。

で、実際問題、現在のライブはどうかというと、微妙である。というのも、ライブ会場の音響の状態や自分自身の立ち位置の問題で、感じ方が方が変わってくるものの、どうにもこのバランスどうよ?と思えるものが多少なりとも存在しているというのが私の認識である。
また、一方で、ライブアレンジの方も非常にもったいないことをしているという気がする。特に、今回のライブは、状況が状況なので、マニュピレーターに依存する部分が多いとはいえ、キーボードのアレンジが、非常に存在価値があるのかと疑問に思う部分がある。その他にも一部の曲で、アレンジの問題で楽曲自体がモッサリしている感が否めない曲が存在している。元来その曲が好きなだけに残念である。

今回は、ツアーラストの大宮が他のライブとは一味違った内容になるという事なので、祖に部分で期待したい。